SPECIAL INTERVIEW

新パーソナルカラー検定 導入対談 イトキン株式会社 ── 現場の「自信」を、確かな技術に

2026年3月24日

アパレル大手・イトキン株式会社様に、当協会の「新パーソナルカラー検定」をご導入いただきました。 導入のきっかけから、現場スタッフの変化、これからの検定に期待することまで。 イトキン株式会社 執行役員 OMO推進部 部長 小川尚子様と、当協会代表理事 トミヤマ マチコが語り合いました。

GUEST

イトキン株式会社 執行役員 OMO推進部 部長

小川 尚子 様

INTERVIEWER

一般社団法人 新パーソナルカラー協会 代表理事

トミヤマ マチコ

トミヤマ

ありがとうございます。今日は当方の検定の内容に関して、ご意見などありましたらと思いまして。まず、この検定を受けていただく導入のきっかけになったのは、どのようなことだったのでしょうか?

イトキン 小川様

パーソナルカラーに私が出会ったのは結構古くて、2016年くらいだったと思います。私自身がファッションコンサルを受けたことがきっかけでした。店舗に連れて行ってもらって、商品が並んでいる中から次々と似合うものを先生が勧めてくれる体験をして、「これはすごい経験だな」と。アパレルの仕事をしていたので、自店のスタッフにこういうことができたらどんなに良いだろうと思い、パーソナルカラー研修を私が当時担当していたブランドで実施し始めたのが2017年から18年くらいの間でした。

トミヤマ

現場のスタッフの方々にその感動を共有したい、という想いが原点だったのですね。

イトキン 小川様

一時的にみんな頑張って診断をやるようになったのですが、いかんせんみんな資格を持っていない。知識はあっても、お客様に勧めるのに「本当にこれでいいのかしら」という不安がずっと付きまとっていました。これを実践できるところまで変えていきたいなと思い、いろんな資格を調べて出会ったのが「新パーソナルカラー検定」でした。1つの検定で、力があれば特級まで取れるという仕組みがなかなかなくて。できるだけ1回の検定で、力がある人は2級、1級と取っていける試験がないかなというところからの出会いでした。

トミヤマ

貴重なお話をありがとうございます。技術的な裏付けによる「自信」が、現場での確信に変わる。そこに私どもの検定が寄り添えたのであれば、制作者として心から嬉しく思います。

カラードレープを用いた診断実習1
カラードレープを用いた診断実習1
イトキン 小川様

その前にもう少しお話しすると、とあるスタイリング検定もスタッフに勧めて、私も受けたりしました。テキストもあって非常に良いなと思ったのですが、それだけでは足りない「カラー」の部分をもっと深くやったほうが良いなと思って探していたら、トミヤマ先生が新しいところで立ち上げられるというのを拝見して、「これはぜひこっちに乗ったほうがいい」ということで受検させていただきました。

トミヤマ

ありがとうございます。当方も以前、そのスタイリング検定の教材制作に携わらせていただき、パーソナルカラー部分を担当していた経緯がありました。実際に受講されて、皆様に何か変化はありましたか?

イトキン 小川様

以前は講師を呼んで研修をした後、テストの内容が研修とは違ってもっと専門的になって、みんな一気に知識を吸収しました。それをやることで、かなり大きな自信に繋がっているのではないかと思います。資格を持っているということを背景に、実店舗でのイベントや接客でも前向きに取り組めるようになっています。

カラードレープを用いた診断実習2
カラードレープを用いた診断実習2
トミヤマ

それは何よりです。私どもも実践的に色が役に立つと思っておりますので。あまり必要のない知識や、市場で流布している「肌の色がイエベなら似合う色もイエベ」といった危うい情報ではなく、もっとシンプルに、共通の視点で見られる「色相・明度・彩度・清濁」という4D(4つの方向性)からご提案できるようにと考えています。
今後は「似合う」を見つける判断力の他に、原点で「どう見せたいか」という色彩演出・色彩効果の知識を取り入れていただければ、範囲が広がると思っています。同じピンクでも「肌を白く見せる」のか「健康的に見せる」のか、原点の効果を知識として持てば、流行色の提案もしやすくなります。販売に結びつけばと願っているのですが、いかがでしょうか?

イトキン 小川様

弊社のブランドは平均年齢が50歳くらいのお客様が多く、若い方のように自分で情報を探すというより、スタッフがきちんと説明して接客することが新しいお客様を呼ぶことに繋がります。

トミヤマ

40代以降の、本当に色を必要としている方たちに、印象を良くする色の知識を持っていただくのは非常に重要ですよね。今後、当方の検定で「こういう問題があったらいい」といったご要望はありますか?

イトキン 小川様

ブランドの個性(ブランディング)を大事にしながら、お客様の良さや見せたい姿に寄り添う「間を取る」アドバイスがとても難しいという声を聞きます。そのあたりの考え方があれば伺いたいです。

トミヤマ

色は年齢によって見え方自体が基本的に変わってくるのですね。20代は全体が「ブルベ」的な水晶体の世界ですが、年齢とともに黄色く変化(黄変)していきます。自分たちの世代に合った色の世界なのか、他世代にもアピールする色なのか。例えば、若い世代が見ている「明るく澄んだ色」に合わせるのか、シックにゴージャスに見せるのか。世代に即した色の展開というものも、問題に少し反映させていきたいですね。

イトキン 小川様

年代と色の見え方の違いが知識として入ると、アドバイスや接客のところに深みがだいぶ変わってくると思いました。

カラードレープを用いた診断実習3
カラードレープを用いた診断実習3
トミヤマ

お客さまがちょっとこのぐらいの色、と言った時に「もう一段明るい色」や「華やかな色」をお勧めしたりすると、印象がさらに良くなったりしますからね。

イトキン 小川様

あとはやはり、オンライン上での見せ方、お勧めの仕方の知識も扱っていただけると良いなと思っています。

トミヤマ

それは私も非常に意識しています。昔は光源色がテレビくらいでしたが、今はスマホやPCなど、光そのものの色を見せる機会が圧倒的に多い。光源色の見え方のポイントや、対面で商品としてお勧めする時の違いなども、知識のなかに持っていただく必要性を感じています。

イトキン 小川様

ありがとうございます。勉強になります。

トミヤマ

イトキン様、本日は貴重なお話をありがとうございました。現場のスタッフの方々や、特に40代以降のお客様に色がどう役立てるかという視点は、私にとっても非常に大きな学びとなりました。

イトキン株式会社 公式サイト

itokin.com を見る

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